2020年
東京オリンピックのことを“世界から受けた支援に対する返礼の場とすることを、掲げています。“という言葉を聞いて、”贈り物をいただいたときは、それ相
応のお礼をする”という日本の習慣を思い出した。 日本政府はなにか、勘違いをしていると思う。 世界から、送られてきた善意と募金は、お返しを期待し
て、送られたものではないと思う。 まして、日本政府は、その被災地のために、使われるべき募金のいくらかを、違う用途に、使っていた。 政府が割り当て
た復興予算だって、被災地とは関係のないところに費やされ、問題になった。一番、ひどいと思ったのは、ベトナムに原発輸出する準備金の一部として、使われ
ていたこと。
汚
染水の問題が浮上してきても、その問題にすぐ取り組まず、東京オリンピックの誘致に拒まれる可能性があると察した時点で、急に、政府が乗り出して、対応す
ると発表した。 今回誘致するだけで、数百億円を概に、使っている。 さらに、東京オリンピックの準備のために、提供するお金は、6000億
円。 そんなお金があったら、子供を避難させるとか、福島の高濃度に汚染された人たちのために、使うべきだ。 ヨウド剤を配布していなかったのに、予算が
ないからといって、甲状腺の検査を、省略し、内被爆検査とともに、検出限界値を高くして、短い時間で、測り、当然、出るべき結果が出ないのに、それを基盤
に、福島事故からの影響は少ないと発表し、IAEAやUNSCUREの原発を薦める機関に提供し、それらの機関のお抱えの科学者の原発事故を軽視する意見
を、鵜呑みにして、「安全」だと、する。 もっと、チェルノビルの事故から、学んでほしい。被災者の状況を把握してほしい。 奇形の赤ちゃんが生まれた
り、突然死が増えたり、すでに甲状腺がんになっている子供は27人。 そして効果がないとわかっているのに、除線で、故郷に帰れるなどと、避難者をだまさ
ないでほしい。 もうここまできたら、日本国民は皆、政府の言うことを鵜呑みにしないで、自分たちで、いろんなことを、勉強し、より、正しい情報を、手に
入れて、国民同士、助け合いながら、命を、守っていかねばならない。 最近になって、国外からの東電の批判はもとより、日本政府、 安倍首相への批判が増え
てきているが、そういう国政をそのままにしている日本国民の姿勢も問われることになるのではないでしょうか? 今年の7月の総選挙まえは、80%以上の国民が脱原発を求めていたのにも、かかわらず、52.61%という投票率の低さ。 福島の問題は、国民全体の問題として、皆一人一人が、関わっているという自覚がないと、皆が望んでいる社会はつくれないと思います。 本当の復興とは、私たち、一人一人の内側からの認識の変化から、生まれてくるのではないでしょうか?。
(Mia)
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